このボードは、私の父親（Mark Thomson）が1990年に製作したものです。（20年以上前になります）


私は当時9歳でした、今でもその時の事を鮮明に覚えています。


これは、プリプレグを用いた高温エポキシを兼ね備えた真空状のXPSフォームにフルカーボンファイバーでラミネートされてできているものです。


写真では、上から光沢のあるパールペイントが施されています。


このボード、実は私の新しいシェイピングルームである、クリステンソンのファクトリーで発見しました。


驚く程すばらしいデザインで、サイドにハルアウトラインが施されています。（まるで最新スラスターの様です。）


これは、2011年になった今でも、最も進化した最新鋭と言えるほど緻密に設計され、尚且つ優れた技術で製作されたボードだと思います。

ーダニエル・トムソン



ダニエルさんがカリフォルニアで見つけたこのボードは、その昔あのブラッド・ガーラックさんのために作られたものでした。

マークさん（ダニエルさんの父）は、当時ガーさん以外にも、ドノバンさん、そしてトム・カレンさんにもこのボードを制作しています。

フレックステールはあのジョージ・グリノウさんがセールボード（ウインドサーフィン用）によく使用していたデザインです。

マークさん（トムソン一家）は、グリノウさんとの親交が深く、古くからその技術や精神を学び今に至ります。

奇妙なカタチのカットフィンや、フレックス性や耐久性に富んだ素材、現在から少し先をいく未来的デザインの発想はまさにグリノウデザインの継承者ならでは！といったところでしょう。

だから、サーフマットがものすごく上手なのもわかるでしょ？




当時のブラッド・ガーラックさん　 　Photo. Dale Solomonson



Kryptsurftechnology Flex　Tail / Photo.Mark Thomson

Design& built by Mark Thomson