時代が変わるとき
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Photo: Steve Sharman
ケリースレーターさんがTomoサーフボードに乗ったことで、サーフ業界のみならず、世界中の多くの一般サーファーたちにも大きな衝撃を与えました。
この出来事を共に体験するチャンスを逃してしまった私は、後にダニエルから連絡を受けることとなりました。
そんなことで、実際この場に遭遇したひとりのジャーナリストの言葉を以下で紹介させて頂きます。




Words by Jake Howard

ケリースレーターが極端なフォイルと強烈にコンケーブが施されたスクエアノーズの5'4"に?!



考えてみてください!

レノックスヘッドの駐車場でのわずか10分間の遭遇。
これが未来へ繋がる出来事でした。

ゴールドコーストがスモールコンディションでロキシープロガールズが悪戦苦闘し、クォーターファイナルまで進もうとしていたのと同じ頃、

そこから1時間半ほど海岸沿いを南下したレノックスヘッドでそれ以上に興味深い出来事が起きていました。

ケリースレーター、ダニエル 'Tomo' トムソン、ステューケネディ、ファイアーワイヤーの黒幕であるチューウィーレナ、そして不思議なことにジョンパイゼルが集い、言うなれば野外試験を行っていたのです。

「サーフしたいけど、この風がな…」とケリーが言いました。

面が乱され扱い辛そうな状況下、バッドコンディションからワーストコンディションに変わる前に、ファイアーワイヤーシェイプのボードを何本か持ち、ケリーが現れました。

レノックスはゆうにオーバーヘッドを越えるコンディション。
ケリーの狙いは、Tomoの先進的なプラニングハルデザインを初めてテストすることでした。
数年前にファイアーワイヤーと契約する前、Tomoはアンダーグラウンドシェイパー(彼の父親と同じように)でした。
彼は、プラニングハルに基づくトムブレイク理論にいち早くインスパイアされ、それを21世紀に向け移行させた第一人者の1人です。

そして、ケリーがその本質を理解し見抜くこと、

それは革命の始まりを意味します。

現在、Tomoは時々トムカレンにボードをシェイプしています。
そして、トムはケリーのヒーローでもあります。
これは、今回とは異なった良きコネクションであります。

私はどこかサーフできる場所を探していた時に、ハプニング的に今回のクルーに遭遇することができました。
バイロンベイとブロークンヘッドをチェックした結果、最終的にレノックスに辿り着きました。
今までレノックスではサーフしたことがなく、不安定なコンディションで波のパワーポケットを探し当てる以外方法がありませんでしたが、反面5人しかゲットしていないシチュエーションでもありました。


ポイントまでの面白かった出来事:
Tomoが突然茂みをかき分け現れたのです。
数週間前、ロワーズの線路沿いを歩いている彼を見かけたばかりでした。
彼とは良い友好関係を築けており、長い間彼のユニークなボード(水中での確かな機能性も兼ね備えた)のファンの1人です。
サーファーズジャーナルで彼のプロフィールを紹介し、十数年前には彼とまだメジャーでなかったスマトラ島に訪れ、彼が初めてリーフでケツをヒットし、最終的に背中も負傷したことを思い出します。

それから今、彼のホームブレイクで偶然にも同じ岩壁からジャンプインしようとしています。

なんとも狭い世界です。

セッション後の何気ない会話で、皆が満場一致したこととして、

報酬や業績よりも、更なるサーフィンの進化のために探求を続けること、ケリーとファイアーワイヤーが団結した瞬間でした。


特に、ケリー、Tomo、パイゼルの3人の間には、活力のような空気が漂っていました。
その場にいたフィーリングとしては、その関係は全く新しいものであり、Mr. 11がこのファミリーとこれから何をしでかしてくれるか、非常にワクワクさせるものでした。
ケリーが完全なオーナーではありませんが、今後ファイアーワイヤーが繰り広げるゲームにおいて、非常に重要なポジションにいることは間違いありません。

Tomoが示す通り、これからどんな方向にも進化することが可能でしょう。

ケリーとアルメリック・チャンネルアイランドファミリーは長きに渡り関係を築き続けており、その関係性で大きな価値と利益を生み出しています。
しかし、彼も今や43才になり、ビジネスにおいては明らかなもどかしさを感じざるを得ません。
そして、過去誰も成し遂げなかったプロサーファーとしてのキャリアから退くことも遠い将来ではありません。

今回のステイで、ケリーはTomoの甥っ子たちとカウボーイ・インディアンごっこで遊び、Tomoの家族と多くの時間を過ごしました。

いつまでも子供心を忘れないこと、それがここ数年間 未だにストークし続けられている要因だと思います。
そして、彼の未だに止まらない探究心から、Tomoのシェイピングスキルがフェイバレットトーイになることでしょう。

Tomo自身、彼のプラニングハル理論がサーフボードの革命になると自負しています。
そして、彼はそのことを説き始めています。
ケリーはランキングで評価される立場の人間です。
であれば、非常に興味深いリレーションシップです。

以下は、リチャードケンビンがサーファーズジャーナルで記した文面:
Tomoの様に必然的にスキルと創造性を教育された人間はいません。
カリフォルニアのオーシャンサイド近く、ファイアーワイヤーのオフィスからそう遠くないファクトリーで彼はデザインワークをしています。
ケリーは頻繁にTomoの元に立ち寄り、常にTomoからの新たなフィードバックをチェックしています。
90年代を思い出させる様な17インチ幅の強烈なロッカーであれ、そういったTomoの斬新且つ新しいコンセプトは常にケリーをインスパイアーし続けています。
そして、遠く離れたレノックスヘッドでも、新たなチャプターを迎えようとしています。

では、今後の動きをお楽しみに。
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by dantomo-j | 2015-04-20 11:44
  
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